社長の彼とあたしの恋愛


――あたしとの未来?


ちーちゃんの言葉が、頭から離れない。



真っ暗な部屋に帰って、改めて洸輝の部屋を覗くと、本棚には本がびっしり並んでいる。



ここは、見ちゃいけないと思って、入った事はないけど…。


ここから見るだけでも、語学の本がたくさんあるのが分かる。


「結婚かぁ…」


洸太の時は、結婚したくて仕方なかったけど、今はそう思わないな。


なんでだろ…。




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