社長の彼とあたしの恋愛


「来ちゃった…」


社長室しかないこのフロアは、あたしみたいな一端のOLなんかがいたら、かなり目立っちゃう。


「大丈夫よね…」


もしかしたら、部屋から出てくるかもしれないし…。


出て来ないかもしれないけど…。


やっぱり、訪ねてみようかな?


いやいや、それは公私混同すぎるよね~。


どうしよう!どうしよう!


オロオロしていると、何と、社長室のドアが開いて、洸輝が出て来た。




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