今夜あなたを頂戴いたします
まぁ、いいわ。

勘違いかもしれないしね…

「でも、なんで??
    関係あるの?」

私の頭の中は

 きっと混乱していたのだと思う。


『で、関係あるのです。
  あなたのおじい様は
〝昭和のレオナルド・ダ・ウィンチ〟
  と呼ばれた方なのです。
で、僕たちはその作品を
       狙っているのです。』

ふ~ん、そうなんだ。。。

ん?

でも、私のイヤリングは?

なんの関係があったの?

『あ!今、絶対に
「じゃなんで、イヤリングが関係あるの?」
 って思ったでしょ!!!』

「うん。思ったよ。
 だって今の話からだと関係ないじゃない。」

『あ。。。すみません。忘れていました。
  で、何に関係あるかというと、
 あなたを見つけるためです。』

は?

は?

だったら私いらないじゃん。

さらわれた意味ってあるの?

『あ!今、「さらわれた意味って何?」
  って思ったでしょ???』

「うん」

『で、その作品を手に入れるために
 あなたの指紋が必要なのです。
 (面戸くせー女だな
    それくらい分かれよ)』

あ!今、絶対に…

めんどくさいって言った!!

気のせいなのかな?

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