恋愛日記
でも、私だったら“下僕”じゃなくて“友達”がいいな。
まぁ、薄っぺらい関係の友達なら最初っからいらないけどね。
「あんた達さぁ、なんで私の制服は汚れていいのに乃璃佳の制服は汚れたらダメなの?それってさぁ、不公平っていうんだよ。」
下僕どもを睨みながら言ってやった。
でも、口調はまぁまぁ優しくね。
そして視線を乃璃佳にうつして、今日一番の睨みをきかせた。
「あんたもあんたでしょ。こんな事いつまでも続けてるから、好きな人にも振り向いてもらえないんじゃないの?まぁ、自業自得だね。私が男でも、こんな薄っぺらい友情しか作れなくて、不公平なことばっかやって、おまけにイジメて。そんな人好きになりたくもない。」
あーあ。
少し暴言はいただけで泣いちゃったよ。
ったく、相変わらず弱いねぇ。
これじゃうちがいじめているみたいじゃん。
まぁ、いい仕返しになったんだけどね。
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
あ、授業始まった。
こんな格好で授業受けるより怒られたほうがまだマシだな。うん。
ガラガラ ガラガラ
私は先生が教室に入ってくるのと同時に私は教室から出て行った。