恋愛日記
プルルルルルル
プルルルルルル♫
今度は電話かよ。
ディスプレイを見ると、またしても知らない番号。
まさか、ケー番も取っていったんだ。
KOUって結構見かけによらず大胆なのね・・・。
「はい。」
しぶしぶ電話に出てみた。
『あー。沙耶ちゃん?メール見た?』
電話するんだったら、メールしなくていいんじゃない?
純粋にそう思った。
「うん。一応見たけど、あれ、どういう事ですか?」
やっぱ気になるじゃん?
だって、芸能人が転校してくるんだから誰だってお近づきになりたいでしょ。
いろんな可愛い女の子達が、頼まなくても案内してくれるのに、よりによってなんで私なんだろう。
『えー。嫌だった?』
はい。嫌です。イジメがエスカレートするんで。
とは言えず、
「いえ。嫌ではないんですけど・・・。」
と、言ってしまった。
あぁ、しくじったな。これは。
『んじゃ、お願いね♫』