恋愛日記
あーあ。私のバカ。
強制的に案内しなきゃならなくなっちゃったじゃん!
しかも、語尾に♫ついてるし・・・。
「用はそれだけですか?」
あ、冷たくしすぎたかな?
でも、今自己嫌悪中なの。ごめんね。
『いやぁ、沙耶ちゃん冷たいねぇ。俺、泣いちゃうよ?』
勝手に泣いててよ。
『んーと、じゃあ本題に入りますか。』
はい?
まだあるんだ。さっさと終わらせて。
「本題って何?」
『んーとね、これは重要な話だからよく聞いてね?これから沙耶ちゃんのお母さん、帰って これなくなるから。それで、今日の放課後、学校の図書館に行って。』
え?
お母さんが帰ってこれない?どういうこと?
「ちょっと待って、お母さんに何かあったの?」
ヤバい。
本気で心配になってきた。
『ごめんね。本当は電話で話すようなことじゃないんだけどね。沙耶ちゃん、俺だって分かったとたん結構混乱してたでしょ?だから、あのままこの話してもダメかな?って思って。お母さんのことはまだなんとも言えないけど、そのうち話すよ。』
ホントだよ。こんな事話されたら、余計混乱しちゃうじゃん。
私、また1人になっちゃうの?