恋愛日記
ドアを開けると、執事&メイド的な人が2人ずついた。
「「お待ちしておりました。沙耶様、松本様。」」
あれまご丁寧にどーも。
生徒会長が頭を下げるから、つられて下げた。
「でわ、沙耶様こちらに。」
あれ?生徒会長は一緒に来ないんだ。
まぁ、いっか。
でも、どこ行くんだろう。こんな広いお城の中、どこに行ったって驚くんだろうね。私。
「着きました。さぁどうぞ、中へ。」
おぉぉ。やっぱりキレイな場所。
でも私ここで何するんだろう?
「よっ!」
・・・は?
幻聴?幻覚?
うん。そうに違いない。
だって、だって、こんなところにヤンキーなんているわけないじゃん!
こんなお城にヤンキーなんて不釣合。
そう。だからこれは幻覚。
「おい。お前シカトか?いい度胸してんじゃん。」
そう言ってヤンキーは私の肩に手を置いた。
おぉ。これは幻覚じゃない。本物だ。
「メイドさーん。ここに侵入者いるんですけど・・・。どーします?」