恋愛日記
メイドさんちゃんと仕事してるのかな?
こんな分かりやすい侵入者放っておくかな?普通。
「ぶはっ。ひでー言われようだな。俺の事忘れたのかよ。」
はい?
私、こんなヤンキーと知り合いになった覚えはないんだけど・・・。
「んじゃ、侵入者じゃなくてストーカー?」
だって、それしか考えられないじゃん!
私、こんな人知らないもん。向こうの勝手な思いこみでしょ。
「ストーカー?お前マジで俺の事覚えてねーの?うわっ、俺ショックで泣きそうなんだけど。」
そう言って、泣く真似をしだしたヤンキー。全然似合わないよ?
てか、キモいぐらい。
「メイドさん。この人、何?」
「このお方は、田丸 琉聖様です。そして、沙耶様の許嫁でもございます。」
ふーん。琉聖ねぇ。
って、許嫁!?聞いてない!聞いてない!!
「俺ら小さい頃に約束しただろーが。大きくなったら結婚しよーねって。しかも、プロポーズしてきたのお前だろ?忘れられたらこっちが困るんだけど。」
私がですか!?
無理!こんなヤンキーにプロポーズなんて・・・。
ヤバい。恥ずかしすぎて顔が熱くなってきた。
「そーいや、プロポーズしてきたトキもそういうふうに顔赤くして言ってたなぁ。うん。」