恋愛日記


それにしても、さっきより真っ暗になっちゃった。どーしよ・・・。



「あの・・・。おじいちゃん?」



パッ



いきなり私の右側が光った。
眩しくってしばらく目をそらしていたけど、だんだん目が慣れてきて、見えるようになってきた。


おじいちゃんの第一印象は「カーネルサン○―ス」似。




「久しぶりだな。沙耶。琉聖くんとは会ったのか?」




琉聖?

あぁ、あのヤンキーか。



「うん。会ったよ。すっごいちゃらかった。」



これは正直な感想。




「お前、これからわしの事はおじい様と呼べ。それから、敬語絶対だ。」



はぁ?

なんでおじいちゃんに敬語使わなきゃなんないの?


バカみたい。




・・・でも、ここで逆らったりしたら、私一文無しになっちゃう。

こんないい話、一緒で一度あるかないかなんだから。



「はい。すいません。」



一応一礼しておいた。こんなの毎日続けるの?

学校より疲れそう。



「分かればいい。分からば。ところで、これからは琉聖くんと同室だ。周りには構わずにいろいろヤっちゃっていいぞ。」







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