恋愛日記
えぇぇ。
おじいちゃんがそれ言っちゃうか?でも、一応許嫁なんだし、しょうがないのかなぁ?
「はい。ありがとうございます。」
ホントは感謝なんかしてないんだけどね。
棒読みになってないか心配だ。
「あぁ、それと、琉聖くんはお前のとこの学校に転校させることにした。これで2人でい
る時間が増えるだろ?」
うわ~。
なんてことしてくれちゃってるの。じーちゃん。
そんなことしたらうちの学校大パニックだよ?
だって明日はダサ男とKOUが転校してくるんでしょ!?
ダサ男は別として、KOUが転校してくるだけでも結構混乱するのに、ヤンキーが来るとしたら、あいつもなかなかのイケメンなんだし、余計混乱するでしょ。
しかも、全員私と知り合いなんて知ったら血祭りだ。
まぁ、私の場合毎日が血祭りみたいなものだけどね。
「用件はすんだ。下がっていいぞ。」
ったくなんだよ。
えらそうに・・・。
そのうち堪忍袋のおが切れるかも。
「はい。」
私は入口だろうところに歩を進めていった。
すると、また自然に扉が開いた。
どこにボタンがあるんだろう。
それとも人を察知するセンサーとかあるのかな?
「はぁ。」
気を張るのって結構疲れるなぁ。
「お嬢様。琉聖様のお部屋はこちらです。」