恋愛日記


お・・・お嬢様!?

初めて言われたよ、そんなの・・・。しかも今度はメイドじゃなくて執事だし。


てか、マジでヤンキーのところ行くんだ。

話したくもないんだけど。
でも、しょうがないっか。よしっ。気合入れてこう。



黙って執事についていくこと約5分。

このお城は端から端まで歩くのになん分かかるんだろう?



「ここが琉聖様とお嬢様の寝室になります。ご用がありましたら、お部屋に備えてあります電話にてお申し付けください。」



あらまぁ。ずいぶんご丁寧ですこと・・・。

ご苦労様です。


「ふぅ。」


これからどんな事になるんだろう?

私がもう女になってるって事知ったらどんな反応するのかなぁ?

でもまぁ、うじうじ考えててもしょうがないか・・・。





トントン





「沙耶だけど、入るよ?」



しーーーーん



返事なしか。

よし。思い切って開けようじゃないか。



「ふぅ。」




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