恋愛日記
「いやだね。ていうか、お前が可愛すぎるからいけないんだろ?」
あぁ、かゆっ。
さっきから思ってたけど、こいつそーとーきざだなぁ。
きもっ。
「可愛くない。あんた目がわるいんじゃない?眼科行ったほうがいいよ?」
あ、言っちゃった。
つい本音がポロリと・・・。
「ははははははは!!!お前サイコー!やっぱ沙耶は昔から変わんねーなぁ。俺、そういう沙耶好きだぜ♥」
そのセリフのうえにウィンクまでしてくるとか、私がまだあんたの事好きだと思ってんの?
バカみたい。
「でも・・・、今の方が好きかな?だって、今は俺ら一つになれるじゃん?」
はぁ。お前はそれしか考えてないのかよ。
やっぱ、男はみんなそうなんだ。
はっきり言って・・・「きもい」。そんな事してなんになるんだろ。ただの子作りのための行為なのに。
まぁ、私が言える事でないんだけどな。
「んじゃ、そういう事なんで早速。」
そう言うと、私を軽々と持ち上げて、部屋のベットに下ろした。まぁ、それまでは別にいいんだけど、なんでこの人は私の上にまたがってるんだろ・・・。
やっぱ、“あれ”をする気なんだ。
よし。ここは純情作戦でいこうか。
通用するかな?まぁ、やってみるだけいいだろう。
「え?な・・・何すんの?」
少し控え気味で。
「何って、決まってんじゃん。この格好で分かんねぇの?しかも、さっき忠告しておいたよな?女にしてやるって。」