規則の守護者
瑞緒の手が銃から離れ、だらりと垂れる。


瑞緒が膝を折れば、少女の目と距離が近くなった。

自分を見つめる真っすぐな瞳が、なんだか暖かい。


「守ってくれるなら、それでいいの。

ありがとう、大丈夫だから」



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