規則の守護者
瑞緒は目をこすると、両手に持ったままの写真を見た。
「……この写真、私が持っていてもいいかしら」
もちろん、と青年は、安心したように答える。
「大事にするわ」
宣言した瑞緒に、青年は問う。
「それは、約束?」
いいえ、と瑞緒は首を振った。
「私の意志よ。
約束より、ずっと確かだわ」
「……この写真、私が持っていてもいいかしら」
もちろん、と青年は、安心したように答える。
「大事にするわ」
宣言した瑞緒に、青年は問う。
「それは、約束?」
いいえ、と瑞緒は首を振った。
「私の意志よ。
約束より、ずっと確かだわ」