レンアイ 韓国年下男の子
「ユリさん。今までどうしてた?」

「うん。韓国語習ったり・・・してた。ジョンフンは?」

「朝から晩まで、決められたことを黙々とするだけさ。」

あまり詳しい話は、できないのかしたくないのか、

それだけ言うと、お弁当を食べ始めた。

やっぱり、おいしそうに食べる。

その姿に胸がまた、熱くなった。

ジョンフンより若い男の子たちが、数人で笑いあっている。

まだ、学生のノリだ。

この場にいる限り、軍隊とか戦争とか、そういったものは

みじんにも感じられない。

でも、この国は日本ほど自由じゃないのかも。 
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