あの日この場所、君からのメール
それから私と陽介くんは
秘密のやりとりを始めた。
私は文をつくるのが下手くそで
読みづらいはずなのに
どのメールも陽介くんは優しく返してくれる。
そしてタメ口で話せるようにもなった。

それが嬉しくて嬉しくて。

印象に残ったのは今日はツアーが
休みの日なのに仕事があるらしく
大変だということ。
大変とは言ってなかったけど
きっとそうなんじゃないかな。

その他にも、メンバーの話や
高校生活の話など他愛もないやりとりを
ゆっくり交わした。

私はいつの間にか陽介くんに完全に心を開いていた。
なんだか、心が安らいでいて。
幸せな気分で。

こんな気持ち初めて―――。
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