あの日この場所、君からのメール
第2章*

4回目のデート

「お願いします!」

威勢の良い声を響かせる
女の人からポケットティッシュを受け取り、
お気に入りのバックにしまう。
私の横では家族を支える、
サラリーマン集団が
早足で通り過ぎていく。
そんな日本のお父さん達に
邪魔にならないように
駅の地図前に場所確保する。

あー・・・。
足、震えるし、
トイレ行きたくなってきた;

トントンッ
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