あの日この場所、君からのメール
チラリと陽介を見ると
希望に満ちた顔をしている。

ああ!恥ずかしすぎるし!

「その…。」

テレビから陽気な笑い声が聞こえる。

こうなったら…。言っちゃお!

「私は!幸せ者だなって思ったの!」

いきなり大声を出した私を
見つめポカーンとしてる陽介…。
言えっていったのは、あなたですよー?

「だからね!こんな事できるのは
普通の人はできないでしょ!?
だから!私は幸せなんだなって思っ―…。」

最後まで言い終わらないうちに…。

私の唇は塞がれていた。

…え…

「お前、可愛すぎ!
そんな事言うから俺、もう…」

口を手の甲で押え、顔を赤らめる。

「もっと好きになるじゃんかっ。」
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