あの日この場所、君からのメール

またね。

「おじゃましました!」

たくさんの思い出ができた
陽介の家から一歩踏み出す。

「よし、行くかぁ。」

綺麗に澄んだ青空に向かい背伸びする陽介。
陽介の玄関の前の階段を降り、
二人の手を重ね歩きだした。
駅まで約30分。
陽介と歩いているとその時間も
ほんの一瞬ですぎてしまう…。
もっと…。ずっと…。

一緒にいたいよ―――。

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