Train Love [完]
「姫――――依!いい加減起きなさい!」


優莉を送ってから、3時間以上たっていた


何度も起こしたけど、姫依は結局3時間起きてくれなかった


今も起きていない


起きる気配がない姫依をほおっておいた


もー、いつでも起きてくださいて来なね


今まで寝てなかったのかな?


あたしの頭の中は、姫依のことでいっぱいだった


あたし自身着替えなきゃいけないんだけど、服選ぶのも頭に入ってこない


姫依が、このまま目を覚まさないんじゃないかっておもってしまう


姫依は、死んでなんかいないのにね


姫依、ごめんね一人で悩ませて


あのファミレスのあと、姫依の後を追ってれば姫依を悩ませることはなかったのかな?


姫依にとって・・・あたしは何なの?


あたしに取って姫依は、だれよりも大切なもの


姫依の中でもあたしの存在がそうでありますように


姫依、早く元気になってまた笑顔取り戻してね


姫依の笑顔、あたし大好きだよ。姫依の笑顔は優莉と似ていてあたしを元気にしてくれるの


そんな姫依の笑顔が大好きだから


早く元の姫依に戻ってもらいたい


部屋着のまま姫依が眠ってるベッドの隣に腰をおろして姫依の寝顔を見ていた


――――♪~♪~♪~







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