Train Love [完]
1日授業なんて聞いてなかった、だから時間が立つのは早いもんで


気がつけば、放課後になっていた


部活も引退して、あたしたちは大学受験や就職で忙しくなった


....忘れてた、先生に呼ばれてるんだった


重い足取りを引きずりながら職員室へ行った


どんよりした気持ちで職員室のドアを開けた


職員室は苦手だ


最近では、1ヶ月に2.3回しか学校へこれなくなった


走れるようになってきた優莉から目が一層話せない状態だ


あたしがそうなら、健太君だってそうだ


健太君は子育てにストレスを感じて入院してしまった


入院していた健太君よりひどくなあったあたしだけど、


体調を崩したあたしは、2週間ほど寝込んだ


その間、食事もほとんどのどを通らない


食べれば、嘔吐し食べなければ体力がなくなり優莉を抱きあげることさえできなくなった


まー、でも2週間我慢して寝込んだからすぐに治った


けど、未だにものを受け付けない


そのため、あたしは体調を崩す前よりも6キロ落ちた


そんな変わり果てたあたしが職員室に入ってくるんだ、先生が驚かないはずがない


にしても....先生の視線がいたい


視線に耐えながらも担任のところへ歩いた






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