Train Love [完]
次の日、あたしは先生と話すために学校へ向かった


もちろん姫依と一緒にね


姫依は朝からテンションが高いし、優莉は朝からこけて泣いてるし


今日の朝も騒がしかった....


でも、にぎやかっていいことだよね


ママが死んでから3週間ほど家で一人だったとき、すごく心細くて一人でいるのが苦痛だった


だから、姫依と優莉がいてくれることに嫌気をさしたこと一度もない


「じゃ―姫依、ちゃんと授業受けんだよ?」
「うん、なるべく早く帰ってきてね」


「やっぱり、姫依と莉子カップルみたい」
「えっちょっと、どっちが男よ!」
「姫依が、女の子!」


よく、こんな会話を耳にする


それはいつもあたしが男役


この話をすると姫依はいつもあたしに抱きついてくる


まー、あたしが男だったらきいと付き合うしねぇ


でも姫依はあたしを好きになってくれないかもしれないね


「あたし....男に生まれたかったぁ」


こんな言葉よく耳にするけど、あたしはそうは思わない


だって、模試あたしが男だったら姫依と友達になれないし健太君とだって恋出来ない


そんなのあたしは嫌だ


健太君とはずっと恋をしていきたい


もし、将来結婚して子供ができてもずっとラブラブでいたい


あたしはそんな家庭を築いてきたい






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