Train Love [完]
どうしよう...最後の望みだったのに


最後の...あたしの救いだったのに


どうすればいいの?


はぁ...


“校長先生がな、お前をもうこの学校に居させられないって言ったんだよ”


この学校に居させられない


こんなことになるなら、最初っから学校やめておけばよかった


あたしが言葉を失ってると先生がまた話し始めた


“以前な、学校中でお前に関してうわさが流れたんだ。『小宮山って援交して子供産んで今育ててるんだって』これをたまたま通りかかった先生が校長先生に話したんだよ”


先生の言ってる意味が分からなかった


「...援助交際なんてしてません、優莉は正真正銘の妹です!!」


援助交際なんてするわけないでしょ!?


「校長先生が言ってたことだから、俺にはどうしようもできないんだ。ごめんな?力になってくれなくて」


そう言って先生が頭を下げてあたしに謝った


謝られたって...謝られたって何も解決しない!


「...もう、駄目なんですか?あたしはこの学校に居られないんですか?」
「すまん」


何で?先生いていいって言ったじゃない


そんな噂信じるの?あたしのことは信じてくれないの?


ねぇあたしこれからどこでストレス発散すればいいの?


「...助けてよぉ!助けてよ先生!!あたしここやめたくないよぉ...」






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