Train Love [完]
急いで、玄関へ向かったらそこには誰もいなかった


あれ?誰もいない


じゃ―さっきのは風?


―――カタン


音がしたから、バット後ろを振り返るとそこには知らないおじさんがいた


「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


おじさんがあたしを襲おうとしてきた


ドアのほうへ逃げて、あたしはそのまま外へ出た


あたしの悲鳴で、近所の人が出てきた


必死で逃げていたら、ドンッと誰かにぶつかった


そのぶつかった人にも恐怖があって、あたしはその人からも逃げた


そしたら、その人はあたしを追いかけてきた


あたしは泣きながら“来ないでぇ!”と叫んでいた


手首を掴まれて後ろに引かれてそのままあたしは誰かの胸の中におさまった


「はぁはぁはぁはぁ」


いきなり止まったから、息が上がる


なんだか、安心する


でも・・・誰!?


「誰っ!?」














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