Train Love [完]
あたしの担当した安西さんは、すごくおしとやかな雰囲気の女性だった


「大丈夫ですか?まだ苦しくないですか?」


あたしはなれた手つきで安西さんに質問していった


「はい、まだ大丈夫です」


緊張してるのか、安西さんは苦笑いだった


「大丈夫ですよ。あたしが責任もって赤ちゃんとお母さんのサポートしますからね」


あたしがそ―言うと安西さんは嬉しそうにほっとしたように微笑んだ


そのまま彼女は眠ってしまった


安西さん、何歳なんだ?


個人資料を見ると、そこには18歳と書いてあった


....18歳って大学生?


彼氏さんと結婚してるの?


てか彼氏さん何歳!?


安西さんに毛布をかけてあたしは病室から出た


「院長先生、彼女結婚してるんですか?」
「あ~それがね、彼女まだ大学生なのよ。彼氏も大学生」


そっか、大学生か


「まだ結婚はしてないみたいよ、出産が終わって一息ついたらするらしいわよ」


そっか、出来ちゃった結婚なんだね


あたしできちゃった結婚とかしても、怒られることないんだよね


だって、しかってくれるママもパパもあの世に行ってしまったんだから


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