Train Love ［完］

ナースステーションに居たあたし


安西さんに、なにかあったらナースコールを押してと言ってある


球に見に行って声をかけるけど、安西さんは苦しそうでもなかった


だから大丈夫だと思った


院長先生は先に子供が産まれそうだからと言って埋める準備をしている


「安西さん、まだですかね?」
「遅いね、見に行ってみようか」


椅子から立ち上がったらナースコールが鳴った


「小宮山先生、安西さんです!」
「今行きます」


あたしは助手の子を連れて走って病室へ行った


行くと安西さんの夫が隣で手を握りしめていた


「大丈夫ですよ、ゆっくり息しましょうね」


落ち着かせるために、あたしは彼女の背中をさすった


「分娩室に運んで!」


あたしの素早い行動に助手の人が急ぐ


「大丈夫なんですか!?」
「大丈夫ですよ、あと～5時間ぐらいで産まれますよ」
「よろしくお願いします!」
「はい、こちらへどうぞ」


夫を分娩室の前に座らせた


中に入って生まれるのを一緒に待った





















「おぎゃ～～～～～～～～」