Train Love [完]
「席どうしよっかぁ」
「姫依、愛斗くんの隣がいい!」
「まじ?俺でいいの?」
「うん!姫依愛斗くんの隣がいい」


じゃー、自動的にあたしは・・・健斗君の隣?


・・・ひゃ~、映画に集中出来ない


「じゃー、俺愛斗の隣座るわ」
「あたしはじっこ?」
「莉子はじっこ嫌いなの?」


嫌いじゃないけど、寂しいじゃん


隣誰もいないの


あっ、でも隣誰か来る


「いいや、あたし恥っこでも大丈夫!」


そ―言ってあたしは健太君の隣に座った


何か、まえの電車のこと思い出す


今日こそは、隣いい人でいてください!


・・・あたしの願い、聞いてよぉ!


隣には、気持ち悪いおっさんがやっぱり座る


「・・・はぁ」


一人ため息をついていた


「莉子場所かわろう?やっぱり俺恥がいい」


健太君の優しさ?


「うん。いいよ。代わってくれてありがとう」
「どういたしまして!」



健太君は、陰で優しい












< 27 / 217 >

この作品をシェア

pagetop