Train Love [完]
ママ・・・が死んだ


ありえない、ママが死ぬはずない!


「先生!ママは死にません!絶対に死なない!」
「すみません。すみません」
「何で謝るんですか!?ママは死んでなんていないんですよ!?」


先生は、ずっとあたしに頭を下げていた


なんで?なんでママが死ななきゃいけないの!?


奥の部屋から、ママが乗った台車が出てきた


そこには、顔に白い布をかぶせられたままの姿


あたしはそこに走って、ママの顔にかぶさってる白い布をはぐった


「・・・ママ?ねぇママ起きてよ。ママっママっ!」


何度も何度もママの名前を呼んだ


ねぇ、さっきは答えてくれたじゃない


ママはあたしを絶対置いていかないよね?


ママ約束してくれたよね?


なんで?なんでママ動かないの?


「ヤッだ・・・やだぁぁぁぁぁぁっ!ママ起きてよぉ、ママ―――――っ!」


あたしはその場に泣き崩れた


「ヒクッ・・・ヒック・・・っク・・・」


どうしてあたしを居ていったの?


本当にママは死んでしまったの?


・・・ママが死んだってことは、赤ちゃんもなくなった!?


「赤ちゃん・・・赤ちゃんはどこですか!?」
「赤ちゃんは元気ですよ。2600グラムの女の子です」











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