Train Love [完]
「・・・あれ?寝てた」
病室のベッドであたしは横になって眠っていた
あれあたし・・・倒れた?
ううん。倒れてない。慎ちゃんだ
「慎ちゃん?」
慎ちゃんがベッドの恥で眠っていた
揺すって起こしても、慎ちゃんは起きる気配がない
ベッドの上で正座して、慎ちゃんをゆすった
「慎ちゃん起きて、ママどこに行ったの?」
「ん~・・・莉子?優子さん?わかんねぇ・・・」
まだ寝起きなのだろう、慎ちゃんはいろんな言葉を話していた
「慎ちゃんねボケてるの?ママどこに行ったの?」
「優子さん・・・たぶん隣の部屋」
慎ちゃんから離れて、あたしは隣の部屋へ行った
病室をのぞくと、ママの周りにはたくさんの友達がいた
みんなママを見て泣いている
やっぱり・・・夢じゃなかったんだ
「・・・ママ」
色んな人の、鼻水をすする音や声が聞こえる
ママに近寄ってあたしは、ママの手を握った
「あなた莉子ちゃん?」
「はい、莉子です。ママのお友達ですか?」
「うん、親友だったの」
親友・・・ママにも親友と言える友達がいたのだと初めて知った
「あの、健史朗さんは?」
「あの男、最終的に優子を裏切ったのよ」
ママを裏切った?
ママの親友はすべてをあたしに話してくれた
病室のベッドであたしは横になって眠っていた
あれあたし・・・倒れた?
ううん。倒れてない。慎ちゃんだ
「慎ちゃん?」
慎ちゃんがベッドの恥で眠っていた
揺すって起こしても、慎ちゃんは起きる気配がない
ベッドの上で正座して、慎ちゃんをゆすった
「慎ちゃん起きて、ママどこに行ったの?」
「ん~・・・莉子?優子さん?わかんねぇ・・・」
まだ寝起きなのだろう、慎ちゃんはいろんな言葉を話していた
「慎ちゃんねボケてるの?ママどこに行ったの?」
「優子さん・・・たぶん隣の部屋」
慎ちゃんから離れて、あたしは隣の部屋へ行った
病室をのぞくと、ママの周りにはたくさんの友達がいた
みんなママを見て泣いている
やっぱり・・・夢じゃなかったんだ
「・・・ママ」
色んな人の、鼻水をすする音や声が聞こえる
ママに近寄ってあたしは、ママの手を握った
「あなた莉子ちゃん?」
「はい、莉子です。ママのお友達ですか?」
「うん、親友だったの」
親友・・・ママにも親友と言える友達がいたのだと初めて知った
「あの、健史朗さんは?」
「あの男、最終的に優子を裏切ったのよ」
ママを裏切った?
ママの親友はすべてをあたしに話してくれた