Train Love [完]
朝、優莉の泣き声で起きる毎日


そんな毎日でも、初日と変わらない気持ちでがんばっていた


優莉がうちに来てから、早4ヶ月


首も座り、前より夜泣きをしなくなった


今でも変わらないかわいい顔で、毎日あたしを笑わせてくれる


昨日、1か月ぶりの学校へ行ってきた


優莉は、毎日保育園に行っている


夜の4時くらいに、優莉を迎えに行って一緒に買い物をして帰ってくる


それがあたしの毎日だった


昨日偶然、帰ってくるときに電車の中で健太君を見つけた


健太君の腕の中には健斗君がいた


健太君の学校を休んで、子育てに専念してるらしい


健斗君は気持ちよさそうに、健太君の腕の中で眠っていた


優莉とは大違いで、起きてる時はしょわしなくて、笑っちゃうぐらいおちゃめだった


そこが女の子との違いなんだと思った


話は弾んで、今日土曜日でおやすみだから健太君と健斗君とあたしと優莉で、お散歩しようってことになった


優莉の世話で忙しくて、健太君に逢えないでいたあたしにはすごく嬉しかった


まえよりも、離れてたほうが気持ちは大きくなるばかりだった


優莉のためにも、恋はしちゃいけないって思ってるんだけど、どんどん好きになって言っちゃう













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