Train Love [完]
「ふふっ、やったぁ~。可愛い」
「これさ、俺からのプレゼントにしてもいいか?」
「えっ?いいよこんな高いもの」


あたしが健太君の手から指輪を取ろうとした時、それを健太君が拒んだ


「いや、俺に買わせて?お願い!」


真剣にお願いしてくるもんだから、つい『ありがとう』と言ってしまった


あ――――っ!あたし何言ってんの?


「サンキュー!」


健太君は嬉しそう買いに行った


ショップを出て、あたしたちはまた帰る道をたどった


「公園、寄って行かないか?」
「え?うんいいよ」


なんか・・・いいムードじゃない!?


ベンチに座って、2人はなにも離さなかった


「う~」
「あ~」


優莉と健斗君の泣き声だけが響く静かな公園


「あっあのさ!話しがあるんだ」


いきなり発した声に、肩が揺れた


ビックリしたぁぁぁぁ


「うん」


緊張して声が出なかった


健太君が、あたしの両肩を掴んで健太君側にあたしを向かせた


あたしの心臓は、ドキドキ言って爆発しちゃいそうだった











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