Train Love [完]
洗ってもらったボトルに粉を入れて水を入れる


簡単な仕事だけど、すっごいめんどくさい


これは、代々受け継ぐ3年生のしごと


「あたしたちも手伝いましょうか?」
「大丈夫よ。あなたたちもう下校の時間?」


あたしの笑みに、咲希ちゃんたちは帰っていった


「しっかし、よく働く子たちだね」
「嬉しいねっ!そんなことが来てくれて」


2年なんて、彼氏目当てでマネージャーしてる子多いからね


だから、2年生は嫌いだ


「や~、やっぱり部長かっこいい」
「ね~、付き合いたぁ~い」


無理無理、部長にはかっわいい彼女がいるんだから


部長にはもったいないくらい可愛い彼女がいるんだから


鏡見てから言ってよね!


「ちょっと2年!ちゃっちゃと仕事しなさい!」
「はっはい・・・」


めんどくさいんだから、彼女たちがやらないとあたしたちがやることになるんだから


「こっえ~なぁ、莉子」
「うるさいわね、涼介」


涼介とは・・・部長のことである


そして、あたしの幼なじみです


「涼介、モテルからっていい気にならないでよね」
「なってねーし」








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