Train Love [完]
「お互い大好きなのに、見えはってちゃんと言えないんだよね」


姫依・・・貴方は何て事を言うんだ


「好きって、あたしが涼介を!?」
「俺が莉子を好き?俺には可愛い可愛い彼女がいんだよ」
「家族として大好きなんでしょ?」


姫依いい加減して!


「姫依、ボトル私終わったの?」
「あっまだだったぁ~」


いつもの姫依に戻った


どうしたんだろう、いきなりあんなこと言うなんて


なにかあったのかな?


「部活あと1時間頑張って!」
「お―――しっ!お前ら始めっぞぉ」


涼介が部長だから、あたしがマネージャーの部長的なことをやってるんだよね


涼介が部長じゃなかったら、あたし部長的なことしないし!


涼介って昔っから適当でさぁ


そんなのにあたしは振り回されてさぁ


本当に馬鹿だよね・・・


「姫依、愛斗くんとなにかあったの?」
「うん、実はね愛ちゃん。浮気してたかもなの」


姫依は、ほっぺたを膨らまして怒った


「浮気って、なんかの間違えじゃないの?」
「ううん。この前の金曜日に莉子の家から帰ってくるとき、ナンパスポットに愛ちゃんいたもん」


ありゃりゃ・・・ナンパスポットはだめでしょう


「そっか、ちゃんと話したの?」
「話してない、姫依許さないもん」


・・・姫依相当怒ってるのね


「大丈夫?勉強にも力はいらないんじゃない?」






< 95 / 217 >

この作品をシェア

pagetop