愛がホストを変える時
劇場前を歩いていると、
何人かチラホラホスト風の男が立って女の子に話し掛けている。

(あれぐらいだったら簡単じゃん!やってみたいな!)
そう思っていた時だった

「キモイ!寄ってこないで!」

(ん?)

ホストらしき男が女の子にしつこく付きまとっている。

「おい!やめろ!なにしつこくつきまくってるんだ?」

声を張り上げ睨みつけるとさっさと立ち去った。

「ありがとね!」
「(あっ…)はい。じゃ、さいなら」
「ちょっと待って!」
「はい?」

女はそういうとせっせと名刺を出してきた

「私あそこで働いてるから!よかったら遊びに来てね!」
「はぁ…」

(club IKE-MEN ゆき?)

雰囲気からしてキャバ嬢と見た

(これはキャッチなのか?)

知識の全くない俺は、その名刺を財布に入れ
帰路についた
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