空の君へ〜命をみつめた真実のラブストーリー〜
第4章~想い出とともに~
陽は本当に嵐のような、太陽のような……
そんな存在だった。
陽……。
あたしは本当にダメな子だったよね……。
人はたくさんの人に
支えられて、守られて、守りながら生きている。
そんな大切なことをあたしは
失って気づいた。
陽?
あたしはわかってる「つもり」で
本当は全然わかっていなかったのかもしれない。
陽のことを、なにひとつわかっていなかった。
逢いたいよ
声が聴きたい
もう一度、あなたの心をもらえるのなら
全てを捨てても
後悔しないから……。
あたしと陽の過ごした時間は
想い出とともに
夢と消えていったんだ……。