空の君へ〜命をみつめた真実のラブストーリー〜
陽は顔を緩ませた。
そして、深いキスをくれる……。
「……っ…」
「絢は……イヤ?」
「…イヤじゃない……」
赤くなったあたしをお姫様抱っこした陽。
顔が近すぎてドキドキは高まる
陽の香りが強くなったベッドの上に下ろされた。
「あの……あたし……っ スタイルよくない……」
「だから?」
「恥ずかしいよ……」
制服の上を脱いだ陽。
きれいな体。ほどよく鍛えられている
「関係ねぇよ。好きな女の全てが知りたいって思うの普通じゃん」
「知られるのが恥ずかしいんじゃないの……」
「じゃあなんで?」
「あの……失望しないかなって……」
あたしにキスをくれる。
首筋を吸った陽はいたずらっぽく笑う
「しねぇよ。絢は絢だろ。俺は絢じゃなきゃしたくねぇんだよ」
「えっ……?」
「他と比べる気もおきない。それくらい絢が好きで、お前のすべてを手に入れたい」
あたし、陽にそんなこと言ってもらえるような人間じゃないのに。
陽にそっと抱きつく。
……あたたかい。
そっと抱きしめ返してくれる陽はあたしに
「愛してる」
と最上級の言葉をくれた。
今日という日は、一生ものの思い出になる。
陽の愛をたくさん感じる。