空の君へ〜命をみつめた真実のラブストーリー〜
バスケがやりたいといった陽。
できる。
また、みんなで……。
なにげない時間が幸せ
季節は当たり前のように移り変わる
冬から春へ
ピンクの花が舞い散り、陽気な風が吹く
春のあたたかい風
陽は宣告された2ヶ月を過ぎても、あたしの隣にいた。
変わらない笑顔と優しさ
あたたかさであたしを包んでくれていた。
ずっとずっと、あたしの隣に陽がいて
ずっとずっと、陽の隣にあたしがいる
あたしたちに未来はある
明るく、幸せな、輝く未来がきっとある
結婚して
子どもを産んで
あたたかく幸せな、笑顔であふれる家庭を築く
それで、
あたしと陽はそれを支える柱になる
ずっと家族で幸せな……。
それが
あたしの描いた……
――――未来予想図だった