子猫が初恋提供します。
★眠れぬ夜
【side夜兎】
「…眠れねぇ……。」
真っ暗な部屋で、ごそりとベッドの中で身動ぎしてポツリつぶやく。
カチカチうるせーベッドサイドの時計は午前2時。
今日は嬉しいことがありすぎて興奮してんのか?
…ナニソレ。
俺、子供?
でも彼女のこと考えてんだから子供じゃねーよな。
むしろ大人?
「………。」
えー…、俺エロい。
ますます眠れねーじゃん。…なんて思いつつ、
「…なんで傍いないんだ…。…にゃあ~…。」
黒い布団にごろごろくるまって
やっぱり俺の頭の中は彼女でいっぱい。