子猫が初恋提供します。




それにぽかんと蓮を見上げた。



蓮は不機嫌そうにフンと鼻を鳴らすと



「教室よ。」



「へっ?……あ!蓮っ!?」



一言呟いてさっさと一人教室に向かって歩き出してしまった。



蓮のスラリと細くまっすぐな背中を慌てて追いかけて、あたしも教室に向かった。









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