子猫が初恋提供します。
★食べてみた
【side??】
「次はどっちに行けばいいのさ!?」
「……左。」
俺の手を引いて焦った様子で保健室を探す女の子。
問われるままに答えながら、俺は彼女の華奢な後ろ姿を見つめていた。
今日初めて逢った…この子。
どうやら俺は、この子が言うに《病気》、らしい。
確かにものすごく変だ。
俺のお気に入りの秘密の昼寝スポットで、先に寝ていたこの子を見た時から……
俺の心臓は、狂ったみたいに忙しなく動きまくってる。
それはもう……苦しいくらいに。