子猫が初恋提供します。
夜はいつでもストレートだなぁ…。
まっすぐに向かってくる愛情表現に…未だ慣れないあたしは、カァッと熱くなる顔が恥ずかしくて隠すように俯いた。
それなのに…
「あ…!?」
夜からすくうように顎をとられて…
あたしの赤い顔は夜の黒い瞳に晒された。
「下向いたらダメ。」
じっと瞳を覗き込む…咎めるような眼差しにたじろいだ。
「だ…だって…」
そのままじっと瞳をそらさない夜から堪らず顔を背けた。
「ダメ。俺がにゃあの可愛い顔見れなくなるだろ?」
すかさず手が伸びてきて…
「ひゃ…!?」
そのままほっぺに柔らかな感触…
不意打ちにキスされて…あたしはゆでダコもいいところ。
しょっぱなからこんな調子で
ねぇ……あたし大丈夫…?