子猫が初恋提供します。
俺の一言に嵐はあからさまにホッと胸を撫で下ろした顔になった。
俺はもはやそんなんどーでもよくて、胸ン中ぐるぐるしてた。
アイツら……にゃあに会った?
アイツらが話してた女の子の特徴がにゃあにぴったり当てはまる。
触りてぇ?
狩る?
にあを?
「…っ」
あー…
ーーーーイラつく。
「体育館行く」
「よ…夜くん?おまえ…まさかのマジギレしてね……?」
嵐が引きつった笑顔で俺を指さす。
俺はくるりと振り返って笑ってやった。
「何がァ?」
「ヒィっっ!!」
顔を青ざめて後ずさる嵐。失礼なタレ目だなぁ。
俺はちょっとアイツらに教えてやるだけだもん。
「にゃあは俺のなんだけど」