子猫が初恋提供します。




『……?』



不意に…



唇に柔らかくてあったかい感触を感じて



うっすらと目を開けると



『………?』



『あ……起きた。』



その何とも素敵な美声に、あたしの目はぱちりと開き…






…直後、





――――黒い瞳と目があった。







なぜならば



晴れ渡った青空と、美しい満開の桜を背に



そりゃもう…たいっへんな超イケメン顔が









――――あたしの鼻先数センチのところにあったから。











『…え…??』









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