子猫が初恋提供します。




マジな泣き顔……堪んない…。



ゾクゾクと背中が粟立つ。



俺のヨコシマな想いなんて知るよしもない綺麗なにゃあは



「どーしてあたしのこと…避けるの…?」



「……!」



制服の袖で必死に涙を拭いながら、絶えず潤んでしまう赤い目をしてそう言った。



え…?



俺が逢いに行かなかったから…?



いや、ガマン出来なくなるから避けてたけど……。



そのせいで、にゃあは俺に自分が嫌われたと思ってるってことか…?






「~~~!!?」














あー…



ほんと、マジ……堪んねぇんだけど……。









つーか、ソレ、



どんだけ俺を期待させるわけ?









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