子猫が初恋提供します。
「~~~!!」
「……?」
へらりと笑ってなんの悪気もなく言われた。
…味見。
あっ…味見ってなんだっ!?なんかエロ……っ―~~~!!!
心で叫んで顔が更に熱を帯びた。
何でこうも夜は平然とトンデモナイコトを仕出かしてくれるんだろうか。
何でこんなトンデモナイ人にあたしはドキドキ壊れそうなほど…恋してしまったんだろうか。
「にゃあ、真っ赤。
スゲー可愛いから…もっかいちゅうしていー?」
「……!!!」
あたしの頬の熱さを確かめるように大きな手の平をあてて
何のためらいもなく愛情をぶつけてくる。
ほんと、心臓持たないよ…。
「……いっぱい…する。…ちゅう」
「……!!~~可愛いっ!!」
「………。」
そんな夜を、……好きになるなってほうが無理。