シオン~君を忘れない~
カワラナイモノ
暑い日ざし。
「んぅ・・・・・」
心地いい太陽がぽかぽかと
照りつける午後。
窓側の一番後ろ。
今の教科は国語。
国語の教師の声が淡々としていて、
眠気を誘う。
「・・・・・はぁ」
何か、懐かしい夢みたなぁ・・・。
あれは、9年前の・・・。
“ミカちゃん”・・・かぁ
あれ以来まったく会っていない。
どこに居るのかも知らないし・・・ね。