シオン~君を忘れない~

『じゃぁ!さっそく行きましょ♪』


はぁ?バカじゃないのこの人。


「申し込んでないけど??」

『あら・・・いいのよ。港高校は』

「・・・・なんで?」

『常にオープンな学校だから』

そういうと私のカバンに次から次へと

教科書を詰め込んでいく北田さん。


「ちょっ!!ヤメ・・・」


勢いがすごすぎる。


『さぁ!行きましょう』


もぅ、勝手に行けばいいと思う。

少なくとも高校なんてどうでもいい。
< 37 / 62 >

この作品をシェア

pagetop