シオン~君を忘れない~
『じゃぁ!さっそく行きましょ♪』
はぁ?バカじゃないのこの人。
「申し込んでないけど??」
『あら・・・いいのよ。港高校は』
「・・・・なんで?」
『常にオープンな学校だから』
そういうと私のカバンに次から次へと
教科書を詰め込んでいく北田さん。
「ちょっ!!ヤメ・・・」
勢いがすごすぎる。
『さぁ!行きましょう』
もぅ、勝手に行けばいいと思う。
少なくとも高校なんてどうでもいい。