シオン~君を忘れない~

人気者だから。     side帝


日差しが心地よい午後の屋上。

寝転がり空に向かって手を伸ばす。

太陽が眩しくて手のひらで

遮ろうとするけど、太陽のほうが

でかい。

しかたなく寝返りをうつと目に留まる

藍色の艶やかな髪。

いつみても綺麗だなぁ・・・・


『帝ぉ~?どした??』


藍色の髪をした誓が

色っぽい目でみてくる。


『ん~・・・別に』

『用ねェのかよ・・・』


呆れたように笑う誓。




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