シオン~君を忘れない~

『まぁ、いっか。

・・・・・皇、行こう』


そう言うとダルそうにしながらも

よっこいせと立つ皇。


フッと校門を見ると、

高校生には見えない幼い子が2人。


『アレ・・・中学生??』


体験入学かなぁ・・・。

俺はのほほんとそんな事を考えつつ

隅の方にあった思い出をひっぱり

だしてきた。

あの子も、今頃は中学3年生だよなぁ。



引っ越さなければ。



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