シオン~君を忘れない~

強制的に言いなりにさせ、

私は屋上へ足を進めた。


「階段・・・多ッ!」

『キツい~』

やっとのぼりきりドアに手をかける。


「うわぁ・・・暖かい」

一歩踏み出すと、


『・・・誰?』

ハニーブラウンの髪をして、

顔が驚くほど整っている人に

話しかけられた。


「・・・・・・人」

『ちょっ!!篠崎さん!!』


慌てたように制服の袖口を

引っ張る・・・・彼女。


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